TOPPANエッジ株式会社は、農業の効率化を図り、所得向上につながるWebサービス「農託(のうたく)」を、2023年10月13日から提供開始する。
「農託」は、委託などによる所得変化をシミュレーションしたり、適正受託価格設定を可能にする受託作業原価計算したりすることができるサービスだ。
農家が現在と将来についての情報を入力することで、収入、支出、所得の変化のシミュレーションを無料で調べることができる。
例えば、農地面積を2倍にすると、どの月にどれぐらい労働力が不足するか、人の雇用で解決する場合、作業委託で解決する場合の所得差などの予測が、「農託」利用手数料を含めた総額で確認できる。
また、農業法人である農作業受託組織(以下、コントラクター)が、従業員や農機の情報、作業工程ごとに要する時間などを事前入力することで、作業原価および受託価格の計算が可能だ。この情報を使用して、仲介者であるTOPPANエッジが、面積や移動時間などの委託条件を踏まえた見積りを作成する。
これにより、個人経営体の農家は、負荷の大きな作業をコントラクターへ委託できるようになり、委託による所得変化を事前にシミュレーションすることが可能だ。
一方、コントラクターは、作業原価計算支援機能を使って適正な受託価格を設定できるため、赤字受託のリスクを低減することができる。
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