デザミス株式会社は、同社が展開する牛の行動モニタリングシステム「U-motion(ユーモーション)」において、耳標(個体識別番号が記載された標識)のように新たに耳に装着するタイプの「イヤタグセンサー」の提供を開始した。
「U-motion」は、牛に取り付けたセンサーで牛の行動を常時モニタリングし、AIで分析することで、疾病傾向、発情兆候、分娩兆候、起立困難などの異常を検知して知らせる畜産DXソリューションだ。牛の行動を6種類に分類し、それぞれの行動量や行動時間の変化を分析する。
今回発表された「イヤタグセンサー」は、既存の「ネックタグセンサー」に加えて追加されたもので、耳標のように装着できるセンサーだ。耳標と同じ素材で作られているほか、23gと軽量なのが特徴だ。
取り付け方法は、全ての牛に装着が義務付けられている耳標と同じ手順で、装着でき、外すときははさみで軸の部分を切ることで取り外すことができる。
「イヤタグセンサー」を取り付けることで、牛の行動を判定してデータを蓄積し、パソコンやスマートフォンでデータの閲覧と入力が可能だ。
現在「イヤタグセンサー」の導入対象となる営農形態は、肥育のみだが、他営農形態においても順次開発を進めていくとしている。
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