フューチャー株式会社は、大阪大学大学院医学系研究科(以下、大阪大学)と共同研究を行っている株式会社ファンペップと抗体誘導ペプチドを効率的に開発するAIについて共同で研究することで合意し、機械学習や深層学習の技術を活用した抗原探索システムの開発を開始した。
抗体誘導ペプチドは、大阪大学とバイオベンチャーのファンペップが共同で研究開発を進め実用化を目指している治療ワクチン。病気に関連するタンパク質の情報を免疫システムに記憶させ、その働きを阻害する抗体を体内で産生させるようにデザインされているため、数カ月に一度の投与で抗体を維持し薬効を持続させる長期作用型医薬品として期待されている。
フューチャーは、大阪大学およびファンペップによる抗体誘導ペプチドの実験結果データをもとに、AIを活用して新規の抗原配列を予測する探索システムを構築。抗体誘導ペプチドの開発において極めて重要である抗原配列の設計とキャリアペプチド配列の設計を最適かつ効率的に行えるようにすることで、治療ワクチンの活性や開発スピードを向上させる。
【関連リンク】
・フューチャー(Future)
・大阪大学大学院医学系研究科
・ファンペップ(FunPep)
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