エコモット株式会社は、NVIDIA Jetson TX2モジュールを搭載し、同社従来製品に比べディープラーニングを活用したリアルタイム画像解析性能を約2倍に高めた新型エッジAIカメラ「MRM-900-TX2」、カメラ本体と画像解析用の学習モデル構築およびカメラへの学習モデルのインストールをパッケージ化した「AIカメラPoCプログラム」を本日より提供開始した。
AIエッジカメラ「MRM-900」シリーズでは、ディープラーニングを利用したリアルタイム画像解析処理を、AIカメラ筐体に搭載した電力効率に優れた小型で高性能なAIスーパーコンピューター「NVIDIA Jetsonモジュール」で行う。
「MRM-900-TX2」では、新たにJetson TX2 モジュールを搭載することで、同社従来製品「MRM-900-TX1-L」が搭載するJetson TX1 モジュールと比較して、処理性能が約2倍向上、より複雑なニューラルネットワークの構築が可能となり、リアルタイム画像解析でオブジェクトを認識する際の反応速度向上や、同時認識可能なオブジェクト数の増加など、処理性能全般の向上を実現しているという。
また、2種類の通信方式(PoE-LAN・WiFi、LTE(KDDI・NTTドコモ))と、カメラハウジング(屋外タイプ、屋内タイプ)の組み合わせによる4種類の筐体バリエーションの提供により、設置場所や用途にあわせて最適な構成を選択できる。
エッジAIカメラ導入支援プログラムとして、カメラ本体とディープラーニング学習済みモデルの初期構築、およびカメラへの学習モデルインストール、利用期間中の通信費用などをパッケージ化した「AIカメラPoCプログラム」の提供も開始された。
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