近年、ビジネスにおけるデータ活用の重要度は増している。データの種類においても、従来型の顧客データや購買データなどの定量データに加えて、テキストデータを中心とした定性データからの情報収集を行う企業が増加している。一方で、膨大なテキストデータをすべて人手で確認することは困難なため、必要な情報のみを抽出したいというニーズは高まってきている。
TISインテックグループの株式会社アグレックスと、株式会社FRONTEOは、パートナー契約を締結し、FRONTEOが独自開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」を活用した製品の販売およびサービスの提供開始を発表した。
FRONTEOが開発・提供する「KIBIT」は、経験に基づく「暗黙知」を学習し、その判断軸に沿ってテキストデータを評価する人工知能。今回のパートナー契約により、金融業界を中心とした顧客向けに「KIBIT」の販売活動を展開していき、以下のようなソリューション開発を進めていく。
- アグレックスの各種パッケージ製品・システムインテグレーションと、KIBIT-Connect(KIBITエンジンのAPI)を掛け合わせた、自然言語処理ソリューションの提供や受託開発
- アグレックスの音声マイニングソリューションと「KIBIT」の連携による、VOCデータ(※)のさらなる活用
- Salesforceと「KIBIT」の連携による、受注率アップや顧客対応の品質向上(案件管理機能に日々蓄積される顧客からの重要なコメントを「KIBIT」で解析し、営業機会発掘やクレームの早期検知を図る)
※VOCデータ:「Voice of the Customer」データの略称。顧客の見方やニーズを反映したデータ。
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