NECネッツエスアイ株式会社は、ドローンによる空撮とAIによる自動検知を活用した太陽光パネルの点検サービス(太陽電池モジュール点検サービス)を開発し、2019年6月より提供を開始する。
同サービスは、サーモカメラを搭載したドローンで空からメガソーラーの太陽電池モジュールを撮影し、空撮した赤外線画像を、NECのAI技術「NEC the WISE」の1つである「RAPID機械学習技術(※)」により解析し、レポート提出までを行うサービスである。
さらに、NECネッツエスアイは大型メガソーラーの受注実績を有しており、その中で蓄積した100万枚以上の空撮データをAIに学習させることで、同サービスにおける異常検知率は90%以上を実現しているという。加えて、ユーザーの要望に応じてドローンの飛行申請、空撮、解析、レポートの自動化のみならず、NECネッツエスアイの保守サービス体制を活用し、モジュールのメンテナンスサポートまでをワンストップで提供することも可能である。
なお、第1号ユーザーとして、建築資材の販売や施工等の事業を展開する三峯産業株式会社が保有している約2MWの発電所において、同サービスの提供を開始する。
※ ディープラーニング技術を搭載し、事前に手本となるデータを読み込むことで傾向を自動で学習するため、データの分類/検知/推薦などの判断が可能。また、NEC北米研究所の独自技術により、分析エンジンの高速化と軽量化の両立を実現。これにより、大規模なマシンリソースを必要とせずにサーバ1台から分析処理ができるため、幅広い業務や企業への適用が可能。
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