試作・研究段階を超え、実装されだした水産業のデジタル化 ージャパンインターナショナルシーフードショーレポート

独自技術で水産業の課題を解決する

炎重工では魚の群れの行動を電気触覚を利用し、生体群制御するといった装置の展示を行っていた。

電気を用いて触れたような感覚を魚に擬似的に流し、一箇所に魚を集めたり、大小違う魚を選り分けてとどめさせることができる特許技術だ。

魚の群れを行動制御することで得られるメリットは、餌やりの際一箇所に集めて効率的に行えることや、大小分離によって小さい魚にだけ餌を与える機会を作り、成長を均一に保つといったことだ。

大小により好む電気は異なり、選り分けることができる

展示会場では誘導デモを行っており、岩手にあるいけすの魚の誘導を東京ビックサイト会場から行っていた。

岩手にあるいけす
生体群制御により魚の群れがリアルタイムで右に移動している

また、炎重工は自動走行の船の展示もしており、これは餌やりの自動化や、密漁の監視、水質や環境調査などに使われるという。

付属品やオプションは導入者のニーズに合わせてつけられるということで、様々な用途に使えるという。

回路設計はオープンソースは使っておらず、オリジナルでプログラミングを行っていることから、保守ができなくなるというリスクを回避している。

次ページは、「長年の研究が民間利用される

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