株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、AIを活用して一人ひとりの声質からオリジナルグラフィックを生成する「fontgraphy(フォントグラフィー)」を公開した。同取り組みは一般に公開しており、スマートフォンのブラウザ上で体験することができる。
fontgraphyは、話者の声質をAIで分析し、その分析結果によってフォントとイメージ画像を選定、それらを掛け合わせることで、話者一人ひとりに合わせたグラフィックを生成する。グラフィックは、声質に合わせた「DeNA」の文字のフォントとイメージ画像を合わせたものである。
また、fontgraphyは声からグラフィックを生成するクロスモーダル(※)生成の試みで、これまでDeNAが行ってきたデザイン×AIの成果であり、より多くの人にAIを身近に感じてもらうため、一般公開に至った。
オリジナルグラフィックを生成するため、まず音声データをDeNAの社員800人から集め、その音声を人手により声の印象で評価した。また、Monotypeが持つフォントを活用し、画像と並行してそれぞれ分類を行った。声の印象を音声から予測する部分と、フォントとイメージ画像の印象をグラフィックに反映させる部分にAIを活用している。
また、今回DeNAグループを代表して、横浜DeNAベイスターズのA.ラミレス監督、山﨑康晃選手の声を収録しオリジナルグラフィックを作成した。
※ 視覚と聴覚など、本来別々とされる知覚が互いに影響を及ぼし合うこと
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。