昨今、患者本位の医薬分業に向けて薬剤師の役割が広がる中、業務効率を維持しつつ、高度な品質の業務遂行が求められている。
そこで、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とクラフト株式会社は、「薬剤師支援AIソリューション」を構築して、クラフトが展開するさくら薬局など約50店舗の調剤薬局で本年7月から利用を開始した。
「薬剤師支援AIソリューション」は、処方鑑査、疑義照会、服薬指導といった薬剤師が調剤薬局で行う業務を支援するソリューションだ。薬剤師は処方箋の内容について、その適切性を評価し、必要に応じて処方医に対して疑義照会を行う。また、薬の正しい使用法を患者に説明する服薬指導を行う。「薬剤師支援AIソリューション」では、過去から蓄積している膨大な調剤データ、疑義照会や服薬指導の記録をAI技術のパターン学習で解析し、処方の確認や疑義照会の必要性などを把握でき、薬剤師の業務の品質向上と作業効率化を支援する。
クラフトは、2020年1月より、全国約600店舗に利用を拡大する予定とした。
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