ソフトバンク株式会社は、新卒採用選考において応募者をより客観的かつ統一された軸で評価することを目的に、株式会社エクサウィザーズと共同開発したAIシステムを、動画面接の評価に2020年5月末から導入する。
ソフトバンクは、応募者の選考会場への移動にかかる時間や費用を軽減することを目的に、グループディスカッションや集団面接を廃止し、以前からインターンシップの参加者選考で導入している動画面接へ変更した。
開発されたAIシステムは、インターンシップの選考で提出された動画データと、熟練の採用担当者による評価などを、エクサウィザーズの動画解析モデルに学習させることで、新たに提出された動画の評価を自動で算出するものである。AIシステムが合格基準を満たすと判定した動画については合格として次の選考を行い、不合格と判定した動画については人事担当者が動画を確認し、動画面接の合否を最終判断することで選考の正確性を担保するとしている。
AIシステムの導入により、動画面接の選考作業にかかる時間が約70%削減されることを見込んでいるという。これにより創出された時間を、就労体験型のインターンシップの拡充や、求めるスキルを持つ人材へのアプローチなど、応募者とのマッチングを促進するための新たな取り組みに充てていくとしている。
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大学卒業後、メーカーに勤務。生産技術職として新規ラインの立ち上げや、工場内のカイゼン業務に携わる。2019年7月に入社し、製造業を中心としたIoTの可能性について探求中。