近年、AI技術の要素技術であるディープラーニングにより、画像処理や音声処理など、いくつもの分野で劇的な精度向上が実現されてきたが、現在のサービスはクラウド上のGPUを使って処理することが一般的で、推論時には通信量やネットワーク負荷、レイテンシの問題から、クラウドで効率的に処理できない活用事例が多数存在し、エッジデバイスでの推論処理の実行は重要な技術的課題となっている。
このほど、株式会社PALTEKとエッジデバイス用の人工知能推論プロセッサ開発を手掛けるEdgeCortix株式会は、エッジAI導入における課題解決を実現、またFPGAを活用したことのないソフトウェア製品をソリューションとして販売している会社やシステムインテグレータに対しても、エッジAIに対する最適なソリューションを提供すべく、販売代理店契約を締結した。
このパートナーシップにより、PALTEKはEdgeCortixのハードウェアIPとMERAコンパイラをザイリンクスのアクセラレータカード「Alveo U50 データセンター アクセラレータ カード(※)」に実装・提供することで、ADAS(ドライバ支援システム)、自動運転、ロボット、スマートシティ、ドローン、インダストリー4.0などにおける消費電力の削減に寄与する。
※ Alveo U50 データセンター アクセラレータ カード:ディープニューラルネットワーク推論などの高速処理化に対応するザイリンクスのアクセラレータカード。
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