特許庁は、AI・IoT関連技術に対する社会的関心の高まりを受け、2016年9月及び2017年3月にIoT関連技術の審査事例外部リンクを、2019年1月にはAI関連技術の審査事例外部リンクを公開している。
知的財産推進計画2019にて上記の審査事例について普及を図ることとされ、特許庁は既に多くのセミナー、国際会議等でこれらの審査事例を紹介してきた。2020年には、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて対面でのセミナーの開催が困難となるなか、IP ePlat外部リンクのコンテンツとして審査事例の普及を継続してきた。
一方で、AI・IoT関連技術の審査事例は、これらの技術分野特有の判断をしたものに焦点をあてて紹介している。そのため、どの技術分野でも共通するような特許審査の基本的考え方になじみのない方には、理解が難しい面があった。
このほど、特許庁は社会的関心の高いAI・IoT関連技術を題材として、特許の審査基準の基本的な考え方を漫画化した「漫画審査基準~AI・IoT編~」を公開した。
漫画審査基準~AI・IoT編~は、特許庁の審査基準室の職員が自ら漫画を作成しており、中小、ベンチャー、大学等の関係者が親しみを持ちやすいよう、ベンチャー企業の社長とその従業員を主人公にしている。
AI・IoT関連技術の特徴的な判断部分だけでなく、どの技術分野でも共通するような特許審査の基本的な考え方も解説している。そのため、特許審査の基本的考え方になじみのない人や、AI・IoT以外の技術分野に興味を持つ人も、漫画を通じて特許審査の基本的な考え方を学べるという。
出典:経済産業省ウェブサイト
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