コニカミノルタジャパン株式会社は、温度を可視化しデータ活用する「温度モニタリングソリューション(TMA)」の提供を開始した。
このTMAは、MOBOTIX社が提供するエッジサーマルカメラの火災予防ソリューションと組み合わせて温度のモニタリングを行うことで、火災予防だけでなく、設備保全・品質管理を支援する。
具体的には、MOBOTIXのサーマルカメラにより、遠隔から非接触で表面温度(-40°~550°)を測定し、「面データ」として可視化する。そしてTMAにより測定温度データの履歴を残し、時系列に追跡する事で、定常状態の把握が可能となり、閾値の設定を支援する。
その他にも、温度の履歴・分布・時系列変化を蓄積することで、劣化や故障の予兆発見に繋げたり、加熱・冷却後の温度履歴・分布から傾向を分析して温度管理をすることで、品質の標準化に活かしたり、異常熱や発火危険温度を履歴から予測して設定温度を検知次第、通知することで火災予防を行ったりといった利用シーンが想定されている。
また、TMAを利用すれば、サーマルカメラを4台まで一括管理することができ、従来難しかった、温度測定領域設定や温度情報の統合管理を行うことができる。加えて温度の履歴管理だけでなく、可視画像でも保存されるため、実際に何があったかを視覚的に捉えることも可能だ。
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