化粧品業界においては、AIを活用したセルフ型の顔分析ツールが採用され始めているが、それらの分析結果が購入にうまく結び付いていないという課題があるという。
そこで凸版印刷株式会社は、AIで一人ひとりの顔を分析し、分析結果に合わせてパーソナライズされた複数の商品を組み合わせて、その場で自販機のように提供できる什器、「AIレコメンドベンダー」を開発し、2022年1月から本格運用を開始した。
「AIレコメンドベンダー」は、顔の印象分析をもとに、利用者に最適化された複数の商品を組み合わせることができ、名入れ機能も実装。これにより、パーソナライズされたオリジナルパレットを非接触で提供することが可能だ。
また、従来の自販機では、一度の注文につき一商品の販売だったが、「AIレコメンドベンダー」では、一度の注文につき複数個の商品を同時に組み合わせて提供することができる。
現在「AIレコメンドベンダー」は、株式会社カネボウ化粧品の化粧品ブランド、「KATE」の「KATE iCON BOX」に採用されている。
今後凸版印刷は、化粧品業界に向けて拡販していくとしている。
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