昨今、企業におけるAIの導入が加速しているが、高精度なAIを開発するには膨大な教師データが必要とされるため、AIモデルの作成など、AIの開発に当たって重要なプロセスに十分な時間を確保できないという課題が生じているという。
そこでソフトバンク株式会社は、AIを活用したサービスを開発する企業やAIを研究・開発する学術機関向けに、教師データを作成するアノテーション代行サービス「TASUKI Annotation(タスキアノテーション)」の提供を、2022年6月から本格的に開始した。
「TASUKI Annotation」は、ソフトバンク社員のエンジニアが発案したサービスで、AIの開発に必要な教師データの作成作業そのものをAIで自動化し、AIの知識を持つ熟練スタッフが、データの品質チェックや顧客のフォローアップを行う。
また、ウェブサイトでの質問に回答していくだけで発注が完了する機能や、顧客と熟練したスタッフが直接やりとりできるチャット機能などのサービスも提供している。
なお、「TASUKI Annotation」は、すでにソフトバンクやソフトバンクのグループ会社で、複数のAIの開発プロジェクトにおいて活用されており、開発期間の短縮やAIの精度向上に貢献しているのだという。
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