近年、公共エリアでの暴力行為など、危険行動を的確に発見することが求められている。一方で、広範囲を短時間で漏れなく確認することは難しく、発見までに時間を要したり、発見できなかったりする場合があった。
そのため、カメラ映像を取得し、AI技術を活用して人の属性やふるまいを分析する事例が増えているが、従来の技術では、複数人いても1人の姿勢のみを分析していたため、例えば、暴力行為と握手のように姿勢が似ている行動を誤検知することがあった。
そこで、三菱電機株式会社は、同社のAI技術ブランド「Maisart(マイサート)」を用いた作業分析ソリューション「骨紋(こつもん)」を応用し、「骨紋による危険行動検知技術」を開発した。
今回開発された技術は、まずカメラ映像で検出した骨格情報から複数の人物の動きに相関があるかを判定。さらに、相関がある人物の動きをAIで分析することにより、誤検知を抑制した危険行動検知をすることができる。
これにより、カメラ映像から検出した複数の人物の骨格情報を分析して、複数の人物の間で発生する暴力行為などの危険な行動を高精度に自動検知する。
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