マーケティング・リサーチとデータ活用技術を手掛けるアンド・ディは3月1日、新商品や新サービスのアイデアを自動生成するAI(人工知能)「アイディエータ(β版)」の提供を開始したと発表した。企業や団体の利用者に限定して同社のサイト上で無料で提供する。
「アイディエータ」は、大規模言語モデルのGPTを利用し、商品開発時に必要とされる、新しい切り口のアイデアを短時間で多数生成するAI。大規模言語モデルは、OpenAIの対話型AI「ChatGPT」でも使用されている手法になる。
例えば「カップうどん」のようにアイデアを必要とする商品やサービスのカテゴリと「家族の健康を第一に考える主婦」のような顧客ターゲットを入力すると、1分程度で最大50個のアイデアが生成される。
顧客ターゲットでは、多様な消費者像のプリセットが用意されており、選ぶだけで幅広い切り口のアイデアが生成可能。設定によっては現実にはありえない、新奇性の高いアイデアの生成もできるという。
アイデアの自動生成に加え、生成アイデアの評価や、商品の説明文、パッケージ画像を生成する機能も実験的に試すことも可能。アンド・ディでは商品開発の新しい発想元として多くの企業に寄与できるとしている。
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