2021年6月より、すべての食品等事業者に対してHACCPによる衛生管理の制度化が開始され、現場ではHACCPに対応した考えを取り入れた手洗いの徹底が求められている。
しかし、現状では管理者による目視でのチェックや口頭での指導などで運用しているケースが多い。
そうした中、東芝テック株式会社は、マニュアル通りの手洗いができているかをAIが判定し、判定結果をデータ化して保存するHACCP(ハサップ)に対応可能なシステム「Visual Wash(ビジュアルウォッシュ)」を、2023年3月1日に発売する。
「Visual Wash」は、深度カメラを用いて手の領域の抽出を行うことにより、判定精度を向上。食品等事業団体などが定めた手洗いマニュアルに沿った手洗い動作ができているかを、AIが判定するシステムだ。
活用される機器は、蛇口ごとに、タブレット、カメラ、センサ、ICカードリーダ、LEDライトで構成されている。
今後東芝テックは、食品等事業者だけでなく、衛生管理が必要な事業者に向けて「Visual Wash」を提案するとしている。
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