システムインテグレータは4月7日、アイデア創出プラットフォーム(PF)「IDEA GARDEN(アイデアガーデン)」で、オープンAIのAI(人工知能)技術「GPT-4」を活用した新機能「AIアドバイザー機能(β)」を同日から実装すると発表した。
「AIアドバイザー機能(β)」は、「IDEA GARDEN」に登録されたアイデアをAIに壁打ちしてもらえる機能。チャットAI「ChatGPT」で使われている最新の自然言語処理モデル「GPT-4」を採用する。
具体的には、ユーザーが「IDEA GARDEN」に登録したアイデアの詳細画面で「AIからアドバイスをもらう」ボタンをクリックすると、該当の項目に入力されている内容に対してAIが壁打ち相手としてコメントを返してくれる。
例えば、「経営理念と従業員の目標をつなぐ」クラウドサービスのアイデアでは、想定される顧客の課題についてAIが、「なぜ経営理念が社員に浸透していないと感じられていますか?」「社員が自分の目標がどのように会社に貢献しているかわからないのは、目標の設定プロセスが不透明であるためでしょうか? それとも会社全体の目標との関連性が弱いためでしょうか?」など、アイデアをブラッシュアップするのに役立つ8つのポイントをアドバイスしてくれる。
システムインテグレータによると、アイデアを新規事業の企画に磨き上げるには、アイデアの壁打ちを繰り返し、異なる経験や知見を持つ人たちからのフィードバックを受けることが重要だが、従来は社内の有識者や外部の新規事業コンサルタントを相手に行うしかなかったという。しかし、新機能を活用することで、AIを壁打ち相手に誰もが簡単に効率よくアイデアのブラッシュアップが行えるとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。