株式会社エクサウィザーズは、AIと光学技術を組み合わせた異常検知技術の特許を取得したことを発表した。
今回発表されたAIと光学技術を組み合わせた技術は、対象物に対し、同時に照射した赤外線、近赤外光線、紫外線などの異なる特性を有する光に起因する、光学的な反応や照射する波長の最適化を通じて、異常の検知を行う。
これにより、人の目では判断が難しい異物混入の検知や、検査対象以外の物体が同時に映り込む環境での異常検知を行うことが可能となる。
この技術をシステムとして実装する際には、対象とする物体の特徴についてAIが学習し、カラー画像と、赤外線や紫外線など、様々な波長領域の光の反射光を撮影する。そして、AIがカラー画像から対象物の種類や位置を推論して認識し、 AIが適切な波長データの組み合わせを選択。異常の内容を明確化するといった手順で検出することが想定されている。
例えば、果物や野菜の痛みの検知には近赤外のデータ、植物の活性度の検知には近赤外と赤領域の差分データを活用するといったことだ。
なお、エクサウィザーズは、今回取得した特許と同様のシステムを利用して、物体の種類や素材を区別し、これらをラベル付するアノテーション活用の特許も取得している。
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