セキュアリンク株式会社は、法人向けのWi-Fiセンシング見守りシステム「Care Sense」の先行見積りと予約を開始した。なお、運用開始時期は2023年9月18日を予定している。
Care Senseは、時計や指輪などのウェアラブルデバイスのように常に⾝に付けることなく、Wi-Fiセンシングという電波の波紋を測定する機器を室内に設置するだけで、⾒守り対象の「動きの有無や動きの量、呼吸の有無や呼吸数、睡眠の有無や睡眠量、ノンレム睡眠やレム睡眠」などを検出して、管理者に通知することができるシステムである。電気工事や設置工事は不要で、監視カメラを使用しないため入居者のプライシーを侵害しにくい。
従来の電気ポットやスイッチといった能動的な行動が必要な見守りシステムや、電波の直接反射を利⽤するドップラーセンサーといわれるマイクロ波の周波数を監視するシステムなどとは異なり、Care Command(据え置き型の親機)とSense(据え置き型の子機)の組み合わせにより、Wi-Fiの反射の変化で利用者の活動の有無・就寝の有無・呼吸の有無・呼吸数などを検出し、クラウドに送信する。
クラウドに送信されたデータは、AIといわれる機械学習やディープラーニングでの処理とアルゴリズム処理がおこなわれ、PCやスマートフォンでモニタリング可能だ。
Care Senseは、既に開発後2回の実証実験と定性的・定量的分析を済ませており、有効性や利便性が確認できたという。
なお、Care Senseの料金形態は、基本価格が1部屋あたり1,980円(税別)~、基本機器が2台で50,000円(税別)~、基本契約年数は5年としている。保証金の金額は契約内容により変動する予定だ。
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