パナソニック インダストリーがAI搭載サーボシステムを商品化、人の作業時間を9割削減

パナソニック インダストリー株式会社は、AIが調整を自動で行なうサーボシステム「MINAS(ミナス)A7ファミリー」を、2024年1月より日本国内で発売を開始し、順次グローバルに展開することを発表した。

「MINAS A7ファミリー」は、AI技術の活用により、緻密な調整作業を自動化するサーボシステムだ。位置決め性能の指標となる位置決め整定時間を、対熟練者比で45%削減するほか、調整にかかる作業時間を90%以上削減する。(※パナソニック インダストリー実験環境による測定)

「MINAS A7ファミリー」の概要図

また、サーボシステムの基本性能である速度応答周波数は、従来品「MINAS A6シリーズ」サーボモータ(出力200 W)と比較し1.25倍で、4.0 kHz以上、エンコーダ分解能は27 bit(1億3421万7728パルス/回転)を実現している。

さらに、「MINAS A7ファミリー」の「センサ直結フィードバック(変位制御)」タイプのサーボアンプは、コントローラを介さずに、サーボアンプ自らセンシングデータを直接取り込むことで、センサの入力からサーボへの出力までのシステム応答性が向上する。

今後は、高精度ガントリ制御タイプやセンサ直結フィードバック(圧力制御)タイプなどの用途最適サーボアンプを順次拡大予定だ。

生産拠点は、グローバル生産体制強化を目的に、サーボシステム生産拠点である中国広東省の珠海工場に加え、日本国内の竜野工場(兵庫県)でも生産するとしている。

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