商船三井、火災早期検知に向け貨物艙内へCaptain’s EyeのAIシステムを導入

株式会社商船三井は、火災早期検知に向け、カメラおよびCaptain’s Eyeの開発したAIシステムを、現時点で新造発注が決まっており、2024年以降順次竣工予定のLNG燃料自動車船10隻の貨物艙内へ導入することを発表した。

Captain’s EyeのAIシステムは、カメラに捉えられた映像をAIが異常と判断した場合、本船上の乗組員および陸上の管理者に警報を発信するものだ。主に機関室や甲板上での異常を検知するためのシステムとして、海外の商船等で導入されている。

現在商船三井の自動車船には、火災警報装置(煙検知器)が全船に搭載されているが、Captain’s EyeのAIシステムを導入することで、より早い煙検知を可能とする。また、本船および陸上両方から貨物艙の映像を確認できるため、初期消火作業につなげることができる。

商船三井はこれまで、Captain’s Eyeと共同で、自動車船「ONYX ACE(オニキス エース)」に搭載されている貨物艙内カメラを用いて、AIシステムの煙検知の実証実験を進めてきた。

複数回にわたる実験を通じてAIシステムの機能改善を進め、少量の煙での検知にも成功するなど有効性を確認できたため、自動車船への同社AIシステムの搭載を決定したのだという。

実験用に出した煙を検知した際のモニター画面

今後は、既存船や以降手配する自動車船への導入も検討するとしている。

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