株式会社エクサウィザーズは、画像から領域ごとの状態を自動識別する、AIモデルおよび同モデルを活用した自動車の外装検品自動化システムを開発したことを発表した。
今回開発された外装検品自動化システムは、一般的なカメラで車の周囲を撮影・アップロードすることで、AIがパーツごとの傷や凹みを自動検出するものだ。
画像とともに車のメーカ名、モデル名、グレード名などの情報を同時にアップロードすることで、より精緻な識別も可能だ。
AIが検出した損傷情報を画像データと統合してデータベースに保存するため、車両引き渡し後の査定環境において、意図しない損傷が生じた場合にも検知が可能で、より公正な査定を受けることが可能となる。
なお、このシステムは、三井物産株式会社との協業により、自動車のリサイクル・リユース領域において活用検討を進めている。
AIモデルの開発においては、大規模モデルの活用によりデータセット作成から、独自AIモデル開発までの一連のプロセスを行うことが可能なため、今後は、自動車査定や建築物の損傷評価等、他のさまざまな領域においても用途に適したAIモデルの開発および展開を検討していくとしている。
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