サッポロホールディングス株式会社は、サッポログループ各社の企画・管理系部門を中心とした約700名に対して、株式会社Exa Enterprise AIが提供する「exaBase 生成 AI」の試験導入を2024年2月1日から開始した。
「exaBase 生成 AI」は、Microsoft社が提供するGPTモデルを利用している、SaaS形式のサービスだ。インプットデータがAIの学習に利用されず、入力ログなどが確認できる管理ダッシュボードを装備している。
試験導入の目的は、日常的に多くの工数がかかっている業務の品質と生産性を向上させることだ。そのために、利用者へのプロンプト(指示文)集の提供や推進人財の育成を通じて、「exaBase 生成 AI」の活用定着を目指す。
プロンプト集は、サッポログループのシステムや業務に合わせて、Exa EAIと共同で開発した独自のもので、例えば稟議文書の作成や校正など現場のニーズに応えることで、年間約10,000時間の工数削減効果が期待されている。
サッポログループは今後、試験導入の結果を検証して対象部門・対象業務の拡大を行うことで、業務プロセス自体の改善や創造性の向上などのさらなる効果創出も視野に入れているのだという。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。