富士通株式会社は、30年以上研究を続け7,000件以上の導入実績を有する先端AI技術と、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)や社会課題解決を支援する事業モデル「Fujitsu Uvance」を融合しビジネスを展開していくと発表した。
具体的には、先端AI技術を試せるAIプラットフォームであった「Fujitsu Kozuchi」を新たに富士通のAIサービスとして商品化し、Fujitsu Uvanceの社会課題を解決するクロスインダストリーの4分野であるVerticalオファリングを中心に組み込んでいく。
さらにFujitsu Kozuchiと、企業・業種を超えたデータ連携とトレーサビリティを実現するブロックチェーン技術「Fujitsu Track and Trust」、PalantirやMicrosoft Azureなどのデータ基盤の3つで構成された新たなプラットフォーム「Fujitsu Data Intelligence PaaS」を「Fujitsu Uvance」オファリングとしてサービス化し、テクノロジーコンサルティングサービスとあわせて2024年3月末より国内、4月末より海外向けに提供していく。
Fujitsu Data Intelligence PaaSは、組織内外に散在する膨大なデータを意味の理解できる形に統合して意思決定を支援するもので、これにより、業種間で分断されたデータを統合的に連携・分析し、企業間のクロスインダストリーを活性化させ、これまでにない解決策や知見を導出することで企業のSXと社会課題解決を支援する。
さらに現在、世界最大規模の10億ノードを越える関係性を検証できる富士通独自のナレッジグラフと生成AI、データの確からしさを判別可能にするTrustable Internet技術を連携させることで、生成AIの課題である出力の不安定性を解消し、大規模かつ複雑な法規制や社内規則に準拠した正確な出力を保証する生成AIトラスト技術の開発も進めている。
これらの生成AI混合技術や生成AIトラスト技術に加えて、ローカルな環境でセキュアに利用可能なLLMについても、2024年4月から順次、富士通の先端技術を無償で試せるFujitsu Research Portalを通じて提供する予定としている。
※ オープンLLM:Metaが開発したLlama 2 13Bパラメータのモデルを指す。
プレスリリース提供:富士通
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