昨今、振り込め詐欺などの特殊詐欺において、犯人が携帯電話でATMに誘導し、指定した口座に送金を行わせるケースが多く発生している。
そこで西尾信用金庫と日立チャネルソリューションズ株式会社は、ATM内蔵カメラを利用したAI画像検知による特殊詐欺対策を、2024年4月24日より数店舗の対象ATMで開始すると発表した。
今回の対策では、ATM取引時に、携帯電話を使用する様子をリアルタイムでAIが検知する。ATM内蔵カメラを利用することで、ATM取引と連動した判断や対応が可能となり、対象とする取引を限定した対策と、利便性の確保を実現する。
例えば、ATMでの振込取引の際に携帯電話での通話に関する注意・警告画面を表示し、ATM内蔵カメラで携帯電話での通話のしぐさを検知するといったことや、ATMが利用者の操作状況を判断し、係員の呼び出しおよび取引の中止を行う。
今後は、稼働状況を確認し、順次拡大する予定だ。
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