株式会社オルツは、進和建設工業株式会社の現社長である西田芳明氏の想いやノウハウを再現したAIクローンのプロトタイプを開発した。
進和建設工業は、2024年6月21日に3代目社長への事業承継を予定しており、これを機に会長に就任する西田芳明氏のAIクローンを開発した形だ。
このAIクローンは、西田芳明氏の特徴や考え方をはじめ、進和建設工業の理念や価値観を学習している上、英語や中国語などの多言語対応も可能だ。
AIクローン生成には、オルツが開発するデジタル上で人間の再現を可能にする人格生成プラットフォーム「CLONEdev(クローンデブ)」が活用されている。
「CLONEdev」は、人工意識を生成するCLONE MODERING ENGINEを通して、利用者の人格をデジタル上に再現するシステムだ。利用者のライフログを連携し、WEB UIの操作でデジタルクローンが生成される。
また、オルツのデータ保管システム「alt ID(オルツID)」で保管されるライフログのデータと、言語処理や画像生成などの技術を組み合わせることで、人物の意思を汲んだ対話が可能なアウトプットを生成する。
今後は、今回のプロトタイプをベースに、クローンとの面談や相談、セミナーや講演の協働推進などでの活用を行い、進和建設工業の技術ノウハウを学習・継承するAIクローンの育成を目指すとしている。
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