これまで、生成AIによる授業支援は、2016年に発表されたジョージア工科大学(USA)を皮切りに研究が進められてきたが、AI開発にかかる時間的・費用的コストが課題となっていた。
こうした中、芝浦工業大学 教育イノベーション推進センターの田中秀穂特任教授らは、生成AIを用いたTA(ティーチング・アシスタント)「知財バディ」を作成し、2024年度後期の講義科目にて受講学生の授業支援を実装すると発表した。
今回、教員自身が担当講義の専門的内容に関する資料を「知識」として生成AIにインプットし、それらを参照して回答をアウトプットさせることで、各授業科目に特化した生成AIによるTAを作成し、実際に学生への随時、即時、回数制限のない授業支援を実現する。
なお、使用しているAIは、「ChatGPT 4o」「My GPT(RAG機能使用)」で、履修者にのみにAIのリンクを公開し、履修学生がアクセスすることで、講義について質問、相談することができる仕様だ。
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