Airion株式会社とベイシス株式会社は共同で、ベイシスが開発するクラウド型施工管理システム「BLAS」と、ガスメータに取り付けるネットワークコントロールユニット(以下、NCU)を連携し、設置精度確認業務をAIで自動化するための実証実験を開始した。
「BLAS」は、写真データから数字や文字を読み取る画像認識AIやRPAを連携させることで、シリアルナンバーの照合や計量メータの指針値確認などの作業を効率化してきた。
しかし、自動化できた範囲は画像認識AIが読み取った値の照合や確認業務に留まっており、設置状況の確認業務の自動化が、ここ数年の課題となっていた。
そこで今回の実証実験では、物理的な設置状況の確認業務を行うAIを開発し、ガスメータのタイプ識別、ケーブルの貫通口の検出、ケーブル配線の正確性判定などの確認業務を行う計画だ。
今回開発されたAIにより、確認業務における工数を削減するとともに、設置精度の向上を達成することを目指す。
今後は、開発したAIと「BLAS」の連携を行い、順次現場での活用を開始するとしている。
また、Airionとベイシスとの協力を強化し、他分野や他システムへの応用も視野にいれているとのことだ。
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