株式会社OkojoAIは、AI技術を活用した設備点検の受託開発およびコンサルティングサービス「MeerGuard Enterprise」の提供を開始した。
「MeerGuard Enterprise」は、企業の設備点検課題に特化したカスタムAIソリューションのコンサルティングおよび受託開発を担うサービスだ。各企業の固有の設備環境と点検ニーズに合わせて、完全オーダーメイドのAI予防保全システムを開発・導入することができる。
なお、「MeerGuard Enterprise」は、 NeurIPSやAAAIなどの国際会議での研究実績を持つAI専門家が直接開発に携わる点が特徴だ。これにより、学術的にも検証されたアルゴリズムを実装し、企業独自の点検基準や設備環境に完全対応したカスタムAIモデルを構築するという。
また、初期コンサルテーションを通じて課題を可視化し、短期間でAIの有効性を簡易検証する「AIちょいPoC」による技術検証や、本格的なAIPoCを通じたAI適用を支援する。システム導入後も、AIモデルの構築から運用支援までをサポートし、継続的なモニタリングと最適化を行う。
今後は、段階的な技術開発を進めていくとしている。まず、2025年は「基盤構築期」として、受託開発・コンサルティングを通じて得た知見を活かし、錆検知やひび割れ検知など、主要な設備異常に対するAIモデルをパッケージ化した「MeerGuard AI基盤ライブラリ」の開発に注力する。
そして、2026年の「拡張期」では、さらに実務経験を通じたノウハウ蓄積し、より多様な表面異常や環境条件下での検知精度向上など、画像認識技術の適用範囲を拡大する。同時に、「MeerGuard技術交流会」を開始し、業界を超えた知見共有の場を創出する。
その後、2027年には、これらの活動を通じて培った業界ネットワークを基盤に、企業・研究機関・自治体が参画する「設備点検AI革新コンソーシアム」の設立を目指していく計画だ。
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