インフォマティカ、AI搭載クラウドデータ管理プラットフォームにおけるエージェント型AIソリューションを発表

Informaticaは、AIエージェントを活用してデータ管理の自動化とインテリジェンスを向上させる「Agentic AI(エージェント型AI)」戦略と、それを具現化する新サービス群を発表した。

「Agentic AI」戦略の中核となるのが、新たに発表された「AI Agent Engineering」サービスと「CLAIRE Agents」だ。

「AI Agent Engineering」は、企業が独自のインテリジェントなAIエージェント・ワークフローを構築、接続、管理するための新しいクラウドサービスだ。

特筆すべきは、プログラミングの知識がなくても直感的に操作できるノーコード環境を提供し、複雑なAIエージェント間の連携を容易にする点だ。

サイロ化しがちなAIエージェントを、AWS、Azure、Google Cloud、Databricks、Snowflakeといった主要なクラウドプラットフォームやエンタープライズシステム間で連携させ、一連のビジネスプロセスとして統合・自動化する。

また、Informaticaのメタデータ管理基盤(データの意味や関連性を記録した「データのカタログ」)を活用することで、AIエージェントが信頼できるデータに基づいて動作することを保証するのだという。

なお、同サービスは2025年秋にグローバルで提供開始予定だ。

一方「CLAIRE Agents」は、InformaticaのAIエンジン「CLAIRE」を搭載した、自律的にデータ管理業務を遂行するデジタルアシスタント群だ。

これらのエージェントは、高度なAI推論およびプランニングモデルを活用し、データの取り込みやリネージ追跡、データ品質保証といった複雑なデータ操作を自動化する。

また、「Model Context Protocol」のサポートを含むオープンスタンダードに基づいて構築されており、InformaticaのエンドツーエンドのAI搭載データマネジメントプラットフォーム「Intelligent Data ManagementCloud」と統合している。

これにより、特定のタスクに特化したインターフェースではなく、現在のコンテキストに基づいて動的に適応し、ユーザにパーソナライズされたエクスペリエンスを提供する。

なお、今回の発表と並行して「CLAIRE Copilot」が、2025年5月からデータ統合およびクラウドアプリケーション統合向けに一般提供される。

「CLAIRE Copilot」は、「Azure OpenAI」などの生成AIモデルを活用して、開発者が複雑なデータ変換および統合パイプラインを生成、文書化、最適化するのを支援するとのことだ。

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