KDDI株式会社は、専門知識不要でAIアプリを開発可能な生成AIサービス「ELYZA Works with KDDI」の提供を、2025年9月17日より開始した。
同サービスは、アプリの作成画面でやりたいことを入力することでAIアプリを自動生成できる株式会社ELYZAの生成AIサービス「ELYZA Works」に、KDDIが社内で開発し活用しているサンプルAIアプリをセットで提供するものだ。
これにより、顧客はサンプルを自社業務に適用でき、AIアプリを作成する際の参考にすることができる。
開発したAIアプリは社内展開可能なため、AIアプリを社員間で有効利用できるほか、開発時の参考としても活用可能だ。
また、利用者のフィードバックや編集内容を入力し、業務に最適化されたデータを出力する。社内展開後も、利用ログや評価をもとにアプリの質を継続的に改善することが可能だ。
さらに、オプションとしてカスタマーサクセス支援サービスを提供する。具体的には、ユースケースの策定からアプリの作成、精度向上までの一連のサイクルを伴走支援する。
セキュリティに関しては、シングルサインオンやIPアドレス制限といった企業活用での必須標準を採用しているとのことだ。
なお、KDDIは同サービスを社内で先行活用し、報告書作成業務アプリにより業務時間を約80%削減したほか、月間約600件の問い合わせ履歴を基に顧客のニーズを自動抽出するなど、約100種類のAIアプリを開発し、業務効率化を実現したとしている。
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