楽天証券株式会社と日本電気株式会社(以下「NEC」)は共同で、AI技術を活用し、株式注文における不公正取引の監視業務高度化に向けた実証実験を開始する。
楽天証券では、1日あたり数十万件の株式注文に対して、一定の基準により不公正取引のおそれのある取引を監視担当者が抽出し、日々、売買監視を行なっている。
本実証実験では、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」(注1)の一つであるディープラーニング(深層学習)技術を搭載した「RAPID機械学習」(注2)を適用し、実際の市場データ等をもとに分析することで、不公正取引の可能性を判定できることを検証する。
これにより、監視担当者による不公正取引の監視業務を高度化・効率化し、不公正取引を防止するための監視業務の強化を実現する。
楽天証券とNECは、今回の実証実験を踏まえ、2017年度の実用化を目指すとともに、AI技術を活用した投資家向けの新たなサービスの検討を進めていく。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。