ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)は、サイバーリーズン・ジャパン株式会社(以下サイバーリーズン)の提供する人工知能(AI)を活用したエンドポイント型サイバー攻撃対策プラットフォーム「Cybereason」の取扱いを開始したと発表した。
同製品は、侵入させないことを目的とした従来のウィルス対策製品とは異なり、AIによる分析で侵入後のマルウェアの悪意ある行動を検知し、即時対処することで端末を保護する次世代型のセキュリティ対策製品だという。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威2017」によると、ランサムウェアの被害は大きな脅威と報告されている。本年5月には「WannaCry」による大規模な被害も話題となったが、「Cybereason」はWannaCryの挙動を検知し、被害を防ぐことができたのだという。
WannaCry以降も「Cerber」や「Locky」といったランサムウェアの亜種が検知・報告されており、ランサムウェアの脅威は継続している。
日々進化する未知の脆弱性を利用したサイバー攻撃に対し、侵入を想定した多重防御やエンドポイント対策として、従来の対策に「Cybereason」を加えることで、セキュリティレベルのさらなる向上が期待される。
【関連リンク】
・「Cybereason」詳細(SBT webサイト)
・サイバーリーズン(Cybereason)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。