株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)では、これまでさまざまな産業のパートナー企業と共に、5Gの技術規格に沿った5G無線伝送の検証だけでなく、都市部や地方、屋内外などのさまざまな利用環境で、「安定した通信速度」、「低遅延」、「ネットワーク設置の簡易性」などの産業利用に特化した要求条件を考慮したさまざまな5Gの実証実験を行ってきた。
今回、ドコモは、工場自動化など産業向けユースケースへの5G技術の活用を検討するグローバルなアライアンスである5G-ACIA(※)に加入した。
2018年4月に発足した5G-ACIAは、世界各国の通信業界および製造業界から約50社が参加しているアライアンスだ。工場自動化をはじめとする5G技術を活用した産業向けユースケースで必要とされる遅延や通信速度などの要求条件、一般の顧客が接続するネットワークと産業向けに特化されたネットワークをどのように連携するかなどの検討を行っており、これまでにも複数のホワイトペーパーを公開している。
ドコモは、5G-ACIAや移動通信システムの規格策定を行う国際標準化団体の3GPPでの活動を通じて、製造現場をはじめとするさまざまな環境におけるユースケースで最適なネットワーク環境を実現できるように研究開発を推進するとした。
※5G Alliance for Connected Industries and Automationの略称。
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