NECは、カメラの前で立ち止まることなく歩いたままでの顔認証を可能とする「ウォークスルー顔認証システム」の実証実験を、同社本社ビルでグループ社員約1,000名を対象に本年4月から8月まで実施すると発表した。
NECは、同実証実験を通じて「ウォークスルー顔認証システム」の実用的な技術性能向上やノウハウ蓄積を図ることで、2020年とその先を見据えたまちづくり、安全・安心な社会づくりに貢献していく。
「ウォークスルー顔認証システム」は、NECの顔認証エンジン「NeoFace」を活用し、事前に撮影・登録した社員の顔画像と、ゲートに設置したカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行うもので、ゲート通過時にカメラの前で正対して立ち止まることなく、自然に歩いたままでの認証を可能としている。社員は原則、実証実験に毎日参加する。
NECは、同実証実験において様々な環境条件(カメラの種類・設置位置、天候、日照など)や人物条件(性別、年齢、身長、眼鏡、髭など)、利用者の動作条件(歩行速度、視線など)における認証性能やスループット(時間あたりの認証人数)などの検証・改善を繰り返すことで、「ウォークスルー顔認証システム」の実用的な技術性能の向上や、確実な本人確認に必要な良い顔画像を撮影するためのノウハウ蓄積を図るという。
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・日本電気(NEC)
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