ペロブスカイト太陽電池は、薄膜系太陽電池の性質と、結晶シリコン太陽電池と同程度の発電性能を備えた太陽電池だ。
素材は薄く、軽く、曲がり、材料の構成を工夫することによって半透明にすることも可能となるため、従来の結晶シリコン太陽電池では設置不可能な分野への進出が期待されている。
そうした中、株式会社マクニカと株式会社エネコートテクノロジーズは、ペロブスカイト太陽電池を用いたCO2センサ端末の共同開発に成功したことを発表した。
今回開発された端末では、屋内環境下でもCO2センサを動作させ、無線にて情報を送信することができる。
まずはPoC製品として、特定顧客への試作品出荷を4月に開始し、CO2をモニタする必要がある屋内環境の測定や、植物工場などでのCO2濃度の測定などでの設置・評価を進めていくとしている。
今後は、マクニカが提供している空気質モニタリングソリューション「AiryQonnect(エアリーコネクト)」の、製品端末ラインナップの一つとして組み込まれる予定だ。
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