EC市場の拡大など宅配需要が増加する一方、少子高齢化・人口減少などによる労働力不足に対応した配送の担い手の持続的な確保が物流の大きな課題となっている。無人自動配送ロボットの活用は、人手不足が深刻化するラストマイル配送の課題解決や、「非対面・非接触」での荷物の受け取りなど多様化するニーズに対応する技術として期待が高まっている。
京セラコミュニケーションシステム株式会社と北海道石狩市、ヤマト運輸株式会社は、北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリアの公道(車道)において、走行中にCO2を排出しないバッテリー駆動の無人自動配送ロボットを活用した個人向け配送サービスの実証実験を2022年11月8日~11月下旬の平日に実施する。
同実証実験では、まずヤマト運輸のスタッフが無人自動配送ロボットのロッカーに宅急便を格納し、受取人に荷物のお届け予定をLINEで知らせる。次に、無人自動配送ロボットは、受取人が事前に指定した受け渡し場所に移動した後、受取人は無人自動配送ロボットのタッチパネルを操作し、ロッカーから荷物を引き取る。そして無人自動配送ロボットは、次の受け渡し場所に移動する。走行中は遠隔から監視者がモニタリングし、状況に応じて無人自動配送ロボットを遠隔操縦する。
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