MWC上海のレポート5つ目はノキアのIoTプラットフォームだ。
IoT時代となり、すべてのデバイスがクラウドに接続する世の中になったとき、LPWAに代表される割安な通信がどんどん出てくる。
通信事業者ももちろん、NB-IoTなどで対抗するわけだが、通信をフォローする面積が広く、どこでもつながる品質を担保しなければならなににもかかわらず、データ量が少なすぎることで通信料では儲からない可能性があるのだ。
そこで、ノキアは通信事業者のためのIoTプラットフォームを開発したのだという。
このプラットフォームは、実際に米国ダラスで実証実験を行われていて、エアダストや温度など、様々な都市の情報をクラウドにアップロードする。
この都市のビッグデータを活用したスマートシティのソリューションを通信キャリアが展開していくというためのものだというのだ。
また、通信モジュールのチップセットも作ることのできるノキアならではの、ゲートウェイも展示されていた。
他にも、通信の品質を自動的に検知し、エンジニアに伝えるサービス「FAST」なども紹介されていた。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。