日本電気株式会社(以下、NEC)は、NECヨーロッパ社を通して、イギリスのサウス・ウェールズ警察に顔認証システムを提供したと発表した。同システムは、顔認証技術(※)を用いたカメラ映像向けリアルタイム顔認証ソフトウェア「NeoFace Watch」を活用している。
同システムを用いれば、専用の警察車両に設置したカメラに映った人物と、監視リストに登録された容疑者や要注意人物、行方不明者など計50万枚の写真をリアルタイムに照合し、高速かつ高精度に人物の特定が可能になるという。
同システムは、空港やスタジアムなど人の往来が多い場所の安全性の確保に活用される。既にカーディフ市のウェールズ国立競技場で本年6月3日に開催されたUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の開催週に活用され、安全な試合運営に貢献したという。
※ NECは米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで4回連続の第1位評価を獲得している。詳細はこちら。
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・日本電気(NEC)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。