ベルリンで開催されているIFA2017のレポート第6弾は、ヨーロッパ老舗メーカーのデジタルへの対応だ。
モレスキンは、デジタルペンでノートに書いた内容がそのままデジタル化
イタリアのモレスキン社が販売するノートだが、Wikipediaによるとゴッホやピカソなど著名人も多く愛用していたという。
そんな歴史のあるノートが、デジタル対応をしている。(ペンには実際はコードがついていないが)モレスキンの専用ノートに書くとかなり厳密にトレースされてタブレット上に表示される。
ノートのページをめくると、タブレット上でも同じく新しいページが開くので、タブレットとノートの両方を気にすることなく、ノートに集中することができるのだ。
Bang & Olufsenの無線イヤホン、PLAY
B&Oはデンマークの老舗オーディオメーカーで、こちらも根強いファンが多いブランドだ。
iPhoneから無線のイヤホンがリリースされたことに端を発し、様々な起業からこの手のイヤホンがリリースされ、IFAでも展示されている。
老舗ブランドといえども、伝統を守って新しいことにチャレンジしないというわけにはいかず、流れを感じて新しい取り組みを進めていかなければならない時代なのだ。
IFA2017レポート:
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。