株式会社ZMPは、物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」と、自動運転制御開発車両プラットフォーム(RoboCarプラットフォーム)を連携させ、倉庫や工場内で無人での隊列搬送を実現する取り組みを開始。
第一弾として、凸版印刷株式会社と共同で、「RoboCar 1/10」の後を無人で自動追従する「CarriRo」とRFIDを組み合わせた無人棚卸ソリューションを開発した。
RoboCarプラットフォームは、実車1/10スケールロボットカー「RoboCar 1/10」や研究開発用移動台車プラットフォーム「POWER WHEEL II」のように、周辺環境を計測するセンサーでマッピングや自己位置推定を行い、自律で走行することが可能だ。「CarriRo」は付属のビーコンを検知して追従する「カルガモモード」という機能を搭載。
以上2つの機能を組み合わせることにより、自律走行するRoboCarプラットフォームを「CarriRo」が自動追従し、一度に複数台での無人隊列走行が可能となる。
そして、凸版印刷との無人棚卸ソリューションは、電波を外向きに照射するRFIDリーダを搭載した「CarriRo」が「RoboCar 1/10」に追従して無人走行し、周囲にある商品に貼付されたRFIDを読み取り、読み取った実棚情報を物品管理システムに返すというものだ。労力を要する棚卸作業の効率化や省人化が期待できる。
【関連リンク】
・物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)
・ゼットエムピー(ZMP)
・凸版印刷(TOPPAN)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。