NTTドコモは、低消費電力で多接続を実現するLPWA技術を活用したIoTのネットワークサービスとして、LoRaWANのパッケージサービスを法人企業向けに本年10月20日より提供すると発表した。
同社は、顧客から要望のあった場所でLoRaWANが利用できるよう、専用ゲートウェイを設置することによってLoRaWANスポットを構築し、提供する。ユーザーは設置した様々なセンサー機器から定期的に取得した温度や湿度、加速度、振動等の情報を、LoRaWANスポットを経由してクラウドへ送信することで、センサー機器の情報を把握することができる。
これまで、山間部やビルの地下等、携帯電話の電波が届きにくいためにIoTサービスの利用ができなかったユーザーも、同サービスにより利用が可能となる。加えて、LoRaWANに接続する通信機器は乾電池数本で数年以上動作可能であり、電源の供給ができない場所や遠隔地等の管理が難しかった場所においても対応できるという。
なお、同サービスの提供にあたり、故障・運用・保守の対応として24時間365日受付可能なコールセンターも設置される。
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・NTTドコモ(NTT docomo)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。