株式会社イトーキは、5G(次世代移動通信システム)による「大容量」「低遅延」「同時多数接続」が実現した時、「働き方」にどのようなことが起こるのか、また、オフィスはどのようなものになっているのかの観点で、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT)とシャープ株式会社との共同研究契約を締結してオフィスにおける5G利用環境の実証試験を進めてきた。
2020年までに実用化を目指す5Gは、AI、IoT、スマートカー、ロボット、VRなど、様々な分野を支える新たな通信基盤として活用が期待されている。イトーキ、NICTおよびシャープは、このたびスマートオフィスの実現に向け、その一例となる試験環境を構築し、5Gの高速通信や多数接続のオフィスにおける有用性を確認したという。
以下は、イトーキがNICTから受注・構築した試験環境だ。
- 5Gの周波数を想定した基地局内蔵テーブル:
テーブル経由での映像の高速転送による遠隔会議や資料共有。
⇒テレワークなど場所を選ばない働き方でも、対面時と変わらない円滑なコミュニケーションをとることを目指す。 - IoT通信機能を持たせたオフィスチェア:
座った人の姿勢データの収集、アプリでの可視化。
⇒働く姿勢の改善に寄与することにより、従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す。
【関連リンク】
・イトーキ(ITOKI)
・情報通信研究機構(NICT)
・シャープ(SHARP)
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