「ローカル5G」は、既存の携帯電話事業者が全国に提供する5Gサービスとは異なり、特定の工場や建物、敷地内など、限られた範囲で利用可能なネットワークである。高速大容量、低遅延、多数同時接続などの5Gの特長を活かし、個別のニーズに応じた独自のネットワークシステムを特定の場所に構築できる。医療施設での遠隔診断、生産効率を高めるスマート工場、リアルタイム性を活かした新たなエンターテインメントなど、さまざまな用途での利用が期待されている。
ローカル5G用のスマートフォンやタブレット端末、IoT機器には認証を行うためのSIMカードが必要であり、このSIMカードにより、第三者からの不正アクセスを防ぐ高セキュリティなネットワークシステムが実現する。
そこで、大日本印刷株式会社は、ローカル5Gに対応したSIM(加入者識別用モジュール)カードの提供を3月から開始する。また、SIMカードを初めて扱う企業や地域の団体に対して、発行データの設定をはじめとするSIMカード導入に関するコンサルティングや運用支援などのサービスも提供するとした。
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