5Gには、4G・LTEのネットワーク基盤を利用するノンスタンドアローン(NSA)方式と、5G技術のみで通信を行うスタンドアローン(SA)方式があり、SA・NSAそれぞれの方式で使用される無線周波数帯の特性上、その性能には長所・短所があり、用途による使い分けが必要とされている。
そうした中、旭化成ネットワークス株式会社と日本電気株式会社(以下、NEC)は、旭化成ネットワークスが運営するデータセンターにて、SA方式・Sub-6帯無線周波数のローカル5Gを活用した、無線ネットワーク基盤の構築を開始した。
旭化成ネットワークスは、既にNSA方式に関しては、今年8月に28GHz帯無線周波数での免許を取得し、実証実験を進めており、今回SA方式の実証実験も行えるようになった。
SA・NSA両軸での実証実験を通じ、各方式・各無線周波数帯の性能の比較や、運用・マネージメント方式の確認を行い、それぞれの方式の特性、および効果的な利用用途の検証が行われる。
実証実験で得られるノウハウを基に、最終的にはそれぞれの周波数帯でのサービス、利用方法のすみわけを行い、データセンター事業におけるサービス形態の確立を進める。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。