株式会社エイビットは、2020年度よりローカル5G検証機「AU-500」シリーズを開発・販売しており、様々な実証実験に採用されているが、これまでの5G実証実験では、無線電波伝搬の調査や単独接続によるスループットの評価など、基本的な無線性能評価までに限られていた。
そこでエイビットは本日、「AU-500」の後継機として、通信容量、端末接続数を増やしハンドオーバーに対応した「AU-650シリーズ」の販売開始を発表した。
「AU-650」は、小型かつ通信容量は300Mbpsと、システム全体評価を目的とした実証実験に最適化している。
また、同時接続可能端末数を100台までに増やしたことで、端末が多数接続した際のシステム性能評価が可能となったほか、エリアを拡大するために複数基地局を設置した際のハンドオーバーの時の性能評価も行うことができる。
さらに、評価現場で必要となる電波強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)や、誤り率(BLER:BLock Error Rate)の測定が可能だ。
ローカル5Gの実証実験では、AI監視カメラを想定した高速アップリンク試験、産業機器向けの低遅延イーサーネット導通試験、移動機器向けのハンドオーバー試験、スマートグラスによる遠隔作業支援を想定した双方向リアルタイム試験に対応することができる。
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