クアルコムは、位置情報や処理能力を持った、Cat1.bis IoTに最適化されたLTEモデムチップ「Qualcomm QCX216 LTE IoT Modem」を発表した。
この統合ソリューションは、超低消費電力で最大10Mbpsの通信を提供、消費電力も低いためバッテリー寿命を延ばすという。
利用用途としては、スマートユーティリティメーター(電気メータやガスメータの類)、トラッカー、eモビリティ、パーキングメーター、ホームオートメーション、ホームセキュリティ、など位置情報ベースでのIoTアプリケーションを作る場合に有用だ。
LPWA通信において、セルラー通信をベースとしたLTE-CAT1の普及は2Gや3GのIoTアプリケーションの代替として北米を中心に数年前から始まっている。
中国ではLPWAといえば、NB-IoTが一般的だが、NB-IoTでは技術的限界があることから、LTE-Cat1 bisモジュールの需要が高まってきている。
3GPP Release13に基づくCat1 bisはシングルアンテナで低消費電力アプリケーションに最適化されている。北米では、これまで、3GPP Release8で定義されたLTE-Cat1が主流であった。
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