古河電気工業株式会社は、光デジタルコヒーレント通信に用いられるレーザ光源製品である、超小型狭線幅波長可変光源(以下、Nano-ITLA)において、従来のC-bandからの帯域拡張として、新たにSuper C-bandとL-band用途を開発し、ラインナップを拡充した。
Nano-ITLAを広帯域化するにあたり、古河電気工業の結晶成長や精密光半導体加工といったレーザ製造技術を活用し、導波路設計の最適化を行った。
これにより、従来のC-band:191.300~196.100THz(4.8THz幅)に加えて、Super C-band:190.675~196.675THz(6THz幅)、さらにL-band:186.350~190.700THz(4.35THz幅)にも対応可能で、中長距離光通信網における超高速伝送システムの実現に貢献する。
なお、2023年3月7日~9日に米国サンディエゴで開催される「OFC 2023」にて、製品が展示される。
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